はじめまして、淡河宿本陣跡保存会です。この度、淡河宿本陣跡を活用するために保存会が立ち上がりました。
(・・・。待ちなさい待ちなさい、本陣って何?)
簡単にご説明します。淡河町は、摂津・播磨の国境の地を占める要地であり、古くから市場が開かれ、豊臣秀吉が楽市を行うなど賑わいのある土地でした。
(ふむふむ・・・。)
江戸時代には、有馬を目指す湯治客や、参勤交代の大名も利用したとされる湯乃山街道。その街道と国道428号線の交差点に建つ旧本陣の屋敷は、淡河の歴史を物語る貴重な歴史的建造物です。
(ふむふむ・・・。)
歴史が好きな人、びびっときましたね。歴史にあまり興味ない人、何かモヤッとされませんか?
そう、どちらの方にも伝えたいことは、
「この歴史的古民家を活用して、淡河の魅力をもっと発信できる楽しい場所作りましょ!」
ということなんです。
敷地内には、2階建て本瓦葺きの大屋敷や茶室、白壁の土蔵等美しい建築が残っており、そこに投入された古の匠の技術や建築資材の素晴らしさは息を呑みます。淡河で一番由緒ある建物と表現する人もいるくらいです。
地域のおじいちゃんおばあちゃんがゆっくりお茶を飲める場所。
地域の若者や子どもたちが「うちの町にはこんなおもろいとこあるで!」と自慢できる場所。
外から遊びに来てくれる方が「ああ、あの本陣でコーヒー飲んで癒されよう。」と立ち寄ってくれる場所。
「ラジオブース作って地域の老若男女みんなの話聞こう。」
「軒先マルシェしよう。うちのばあちゃんの漬け物最高やで?」
「あんた、漬け物は作ったるから本陣でパソコン教室やってや。」
「前は宿やったしゲストハウスはどう?」
「いや、その前に中庭で本陣キャンプや!」 (??)
妄想は無限大です。
一方で、50年以上も空き家の状態だったためすぐには使えません。そこで、できるとこからはじめよう!ということで、まずは何十年も積もりに積もった埃をきれいにし、茂りに茂った庭をきれいにすることにしました。
どうせやるなら色んな人を巻き込んで、そしてわいわい楽しく。最後は中庭であったかいお鍋でも食べながら妄想仲間に加わってもらって。
そんな時間にできたらいいなと思っています。
お手伝い大歓迎です。よろしくお願いします。
■第1期 本陣再生ワークショップ -おそうじ編-
まずは本陣を知ってもらって、自分たちの手でキレイに使えるようになるところをキレイにして、本陣を少しずつ使えるようにします。
◎ Day1 : 『キックオフミーティングと庭の日』(1月30日)(※雨の影響で母屋掃除として実施しました)
◎ Day2 : 『庭の日』(2月27日)(※母屋から庭のおそうじに変更します)
内 容:昔からあった木とそうでない木。50年も経つと混ざりあっていて、光も本陣に届きません。昔の様子を思い浮かべながら、庭をキレイにします。
(一応右奥に家屋が見えます・・・。太陽の光を!)
・日 程 : 2016年2月27日(土)10:00~17:00
10:00~11:00 オリエンテーション
11:00~15:00 ワーク(※途中で地元産の野菜を使ったお鍋を食べます)
15:00~17:00 ぜんざいを食べながら交流会
・案内人 : 武野俊雄
農業・造園業に携わる傍ら、空き家となってからの淡河宿本陣跡の家屋管理並びに庭園管理を長年にわたり行ってきた歴史の証人。
・場 所 : 神戸市北区淡河町淡河792ー1
・参加費 : 無料
・持 物 : 汚れてもよい動きやすい服装、のこぎり、鎌など庭掃除に必要と考えられるもの(必須ではありません)
・その他 : 母屋見学を希望される場合は服装に加えてスリッパ等上履きをご持参ください。
※本陣跡までのアクセス:道の駅淡河より北へ徒歩1分。隣地に駐車場があります。三宮から目の前のバス停「淡河本町北」まで約42分で片道660円、1日3本、往復で計6本のバスが出ています。
(土日祝は9:00三宮発9:42着、15:17淡河本町北発16:01着のバスがおすすめです。詳しくは神姫バスナビよりご確認ください)
ご参加を希望される方は、お手数ですがこちらからご応募いただくか、担当者までご連絡ください。
どうぞよろしくお願いします。
■担当者
一般財団法人淡河宿本陣跡保存会 鶴巻(つるまき)
TEL : 070-5654-4733
Mail : honjin05@ogo-machiken.com